提灯山に灯りを灯そう【上志段味勝手社】
志段味に受け継がれる伝統行事「提灯山」をご存じですか?
提灯山は、名古屋市守山区の吉根・下志段味・中志段味・上志段味エリアで古くから伝わる伝統行事の一つです。
例年、盆踊りの際に建てられてきたのですが、2020年のコロナ禍で盆踊りが中止となって以降建てられず、5年の月日が経過していました。
コロナ禍も明け、若い世代の流入が著しい志段味地区で再び伝統を継承しようと上記4地区の氏子さんが協力し、この度提灯山の組み立て(山建て)が行われました。
5年ぶりに上志段味中屋敷の勝手社で提灯山が復活
2024年10月13日(日曜日)午後4時頃、上志段味中屋敷の勝手社で氏子さんを中心に約20人が集まり、氏子代表から説明を受けながら設置が開始されました。
「巻き結び」と呼ばれる特殊な結び方に四苦八苦しながらも大きな一本木に縄を結びつけ、垂直を図りながら東西南北に縄を結んで固定させます。
▲慎重に立てていきます
▲東西南北でバランスを取りながら縄を引っ張ります
固定した後は提灯を設置するための組み立てを行っていきます。大人が作業をしている間に、地元の子供たちも提灯に使うLEDライトに電池を入れるお手伝いをします。
▲電池の向きに注意しながら入れていきます
土台が完成し、次は提灯をつけていきます。
1段目と2段目は氏子さんを中心に大人たちで、3段目以降からは子供たちも設置を手伝います。
▲1段目の設置
▲順番にかけていきます
午後5時頃、全ての提灯がつけ終わり、提灯山に5年ぶりとなる灯りが灯りました。
▲108個の提灯は圧巻です
最後には記念撮影が行われ、お手伝いをした子供たちにお菓子が配られました。
▲みんないい笑顔!
この提灯山の設置は下志段味地区でも10月20日の午後4時頃から八幡神社でも行われます。
コロナ禍を経て、再び動き出した伝統行事。若い世代が多く活気溢れる志段味地区で今後も受け継いでいってほしいですね。
…来年の盆踊りでは、提灯山の下で踊れるかも…!?
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