提灯山鑑賞会 ~よみがえれ下志段味提灯山 未来へ下志段味の伝統芸能をつなごう~【下志段味八幡神社】
名古屋市守山区の吉根・下志段味・中志段味・上志段味エリアで古くから伝わる伝統行事の一つ「提灯山」はコロナ禍を境に建てられる機会がなくなり伝統が途絶えかけていました。5年の月日を超え、吉根・下志段味・中志段味・上志段味の4地区が協力し、各地区で提灯山を建てて地域の住民に披露する取り組みが行われています。
2024年10月13日(日曜日)の勝手社での組み立てに続き、10月20日(日曜日)午後0時30分には名古屋市守山区下志段味1丁目の八幡神社で山興しと呼ばれる設営と提灯山鑑賞会が開催されました。
設営は下志段味提灯山保存会が主体となり行われ、最初に心棒となる柱に『胴』と呼ばれる円筒の台を5つ通し、放射線上に8本の骨を差し込み組み立てていきました。その後、ろうそくで灯火した提灯を一段目から順番に滑車で引き上げて吊るしていくと全体が美しい山形になり、午後3時過ぎ、提灯山が完成しました。
▲完成した提灯山
午後4時頃から行われた鑑賞会では、志段味青空子ども会による輪投げやヨーヨー釣りなどのゲームコーナーが開かれ、子どもたちは提灯山を眺めながらゲームを楽しんでいました。
▲ゲームコーナーの様子
また、午後5時頃からは拝殿で志段味青年会・子ども会によるお神楽演奏も行われ、提灯山の灯りと美しい笛と太鼓の音色が秋の夜空を彩り、風情溢れる一夜となりました。
▲美しいお神楽演奏
下志段味提灯山保存会は成人(18歳以上)会員を募集しています。
この機会にぜひ、あなたも伝統に参加してみませんか。
詳しくは下志段味地区回覧板をご覧ください。