志段味の夏、つなぐ想い——地域の力で咲いた2,500発の花火【志段味納涼夏まつり】

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第25回 志段味納涼夏まつり 花火大会 レポート
2025年7月26日(土曜日)、志段味地区の夏の風物詩「志段味納涼夏まつり・花火大会」が盛大に開催されました。今年は物価高の影響で開催が危ぶまれていた中、初のクラウドファンディングを実施。「地元の花火を絶やしたくない」という住民の協力があり、予想を大きく上回る支援が集まる約66万円の寄付を達成しました。
午後3時頃、祭りが始まると徐々に会場に地元の住民が集まってきました。午後5時30分頃には用意していた駐車場が満車になるほどの盛況ぶり。
会場では、キッズショー、カラオケ大会や模擬店、キッチンカーなどが催され、子どもから高齢者まで幅広い世代が楽しみました。
中でも今年初の試みとして住民によるカラオケ大会が開催されました。地域の“歌自慢”が終結し、中にはプロ顔負けの歌声を披露する方も。地域の絆の強さを感じる応援もあり、とても盛り上がっていました。

新興住宅街として開発が進み、年々新しい住民が増えている志段味地区。恒例のお祭りも、年々参加者数も増加しています。ベビーカーを押す若い家族連れや友人同士で参加した浴衣姿の小中学生、地域の高齢者まで幅広い世代が楽しめるお祭りとなりました。
午後7時40分からはメインイベントの花火。今年はクラウドファウンディングの成功により、例年より500発多い2,500発の花火が夜空を彩ることに。澄んだ夜空に打ち上がる大輪の花火は、地域の絆そのものを映し出しているかのように美しかったです。

地域の想いが一つとなり、実現したこの花火大会。夜空に咲いた2,500発の光の花は、きっと訪れたすべての人の胸に、温かな記憶として残ったでしょう。
来年もまた、志段味の夏に花が咲くことを願って——。